【資料名】
【遺物詳細】
【解説】
柄頭にはレイヨウの装飾があり、三日月形に湾曲した内側の溝にフリントを装着したらしい。伝統的なエジプトの鎌と様式が異なり、類例が見当たらない。僅かにザウィト・エル・メイティンの岩窟墓の壁画(ただし古王国時代末期)に類似のものが見られる。したがって、地方的特徴かもしれない。時期については柄頭の意匠から中王国時代の可能性も捨てられない。いずれにしても、実用的ではありえず、儀式用であろう。